令和四年度 世界遺産
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群
公開講座
2017年7月にユネスコの世界遺産に登録された本遺産群は、長い歴史と多様な価値を持ち、考古学・歴史学・民俗学・文化人類学をはじめ多角的な分野から学術的な検討が行われています。
本講座では、本遺産群にかかわる多様な調査研究の成果について、現在第一線で活躍する専門家によりご講義いただくことにより、本遺産群の多面的な価値についての関心と理解を深め、調査研究や遺産保護の輪を更に広げることを目的とします。
本年度は、世界遺産登録五周年を記念して「海と人々の関わり」をテーマに行います。
古来、人々は大海原に船を出し、未知の土地へと出かけ、異文化の人々と出会い、交流してきました。穏やかかと思えば、一転して荒れ狂い、時に人々を分断し、時に人々をつなぐ海。そうした自然と人との関わりの中で、航海の安全を願う祭祀と信仰は、古代より行われてきました。
国内外の航海に関わる祭祀の事例との比較を通して、本資産の価値を考えます。
本講座は、新型コロナウイルスの感染予防に配慮しつつ実施します。
また、全ての講座は、講演の1ヶ月後に本ウェブサイトで動画配信します。
主催 | 「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群保存活用協議会 |
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会場 | カメリアホール大研修室 〒811-3304 福津市津屋崎1丁目7-2(定員40名) 海の道むなかた館講義室 〒811-3504 宗像市深田588番地(定員40名) アクロス福岡円形ホール 〒810-0001 福岡市中央区天神1丁目1−1(定員50名) |
申込 | 下記の専用フォームから開催日の7日前までにお申込み下さい。 受講費は無料。定員を超えた場合は抽選になります。 受講決定者者には、開講日の3日前までにメールでお知らせします。 なお、新型コロナウイルスの感染状況によっては開催方法を変更する場合があります。 |
テーマ | 講演者 | 講演日・場所 | |
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第1回 | 「瀬戸内航路の神々と倭王権 ―住吉・大山祇・宗像―」 |
森田 克行 | 令和4年7月16日(土) 13時30分から カメリアホール |
第2回 | 「壱岐・対馬の海洋信仰と祭祀」 | 堀江 潔 | 令和4年9月10日(土) 13時30分から 海の道むなかた館 |
第3回 | 「古代北陸の航海・境界に関わる 祭祀遺跡―寺家遺跡を中心に―」 |
中野 知幸 | 令和4年10月15日(土) 13時30分から 海の道むなかた館 |
第4回 | 「古代瀬戸内海の島々と祭祀遺跡」 | 妹尾 周三 | 令和4年11月19日(土) 13時30分から 海の道むなかた館 |
第5回 | 「日本の神々と海から考える 宗像信仰の意義」 |
ファビオ・ランベッリ | 令和5年1月21日(土) 13時30分から オンライン配信 |
第6回 | 「日本近世の航海信仰 からみた古代の持衰」 |
山内 晋次 | 令和5年2月18日(土) 13時30分から アクロス福岡 |
「南方世界の造船・ 航海術と信仰」 |
後藤 明 |
昨年度までの公開講座についてはこちらからご覧ください。