令和二年度 世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島関連遺産群 公開講座

平成29年7月にユネスコの世界遺産に登録された本遺産群は、長い歴史と多様な価値を持ち、考古学、歴史学、民俗学、文化人類学をはじめ多角的な分野から学術的な検討が行われています。またこの貴重な遺産を世界遺産として、現代に生きる私たちがどのように守り、将来世代へと伝えていくのかは重要な課題です。
本講座では、本遺産群にかかわる多様な調査研究の成果と世界遺産の保存管理について、現在第一線で活躍する専門家によりご講義いただくことにより、本遺産群の多面的な価値についての関心と理解を深め、調査研究や遺産保護の輪を更に広げることを目的とします。

今年度は新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、全8回を動画配信で行います。
公開日以降、本ウエブサイトへアクセスください。視聴は無料、事前登録などは不要です。なお、インターネット接続の契約によっては通信料が発生する可能性があります、ご注意下さい。

【令和二年度 世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島関連遺産群 オンライン公開講座】

  • 第1回 令和2年 7月23日(木曜、祝日)公開

「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群の世界遺産としての価値」
西谷 正(海の道むなかた館長)

  • 第2回 令和2年9月19日(土曜)公開

「沈没船から読み解く造船技術と航海」
佐々木 蘭貞(福岡市埋蔵文化財センター文化財教育普及担当・九州国立博物館客員研究員)

  • 第3回 令和2年10月17日(土曜)公開

「近世宗像郡の寺社建築と宗像社 ―建築が伝える記憶―」
山野 善郎(有限会社 建築史塾Archist 代表取締役)

  • 第4回 令和2年11月14日(土曜)公開

「中世宗像における宗像三女神信仰」
河窪 奈津子(元宗像大社文化局学芸員)

  • 第5回 令和2年12月19日(土曜)公開

「世界から見た沖ノ島 ―祭祀、政治、交易の物語の創造―」
サイモン・ケイナー(英国セインズベリー日本藝術研究所総括役所長)

  • 第6回 令和3年1月16日(土曜)公開

「竹幕洞祭祀遺跡と沖ノ島祭祀遺跡」
禹在柄(韓国忠南大学校教授)

  • 第7回 令和3年2月20日(土曜)公開

「世界遺産の保存管理 ―文化、自然、人々を中心としたアプローチ―」
ガミニ・ウィジェスリヤ(イクロム(文化財保存修復研究国際センター)事務局長特別アドバイザー)

  • 第8回 令和3年3月20日(土曜、祝日)公開

「世界遺産の景観を守る ―宗像・福津の風景―」
仲間 浩一(一般社団法人 リージョナルインタープリテーション協会)