イコモス現地調査が行われました。

平成28年9月7日(水)から11日(日)まで、ニューカレドニア考古学研究所長 クリストフ・サンド氏が調査員として来日し、イコモス(国際記念物遺跡会議)による現地調査が行われました。

現地調査とは、イコモスから派遣される調査員が推薦されたすべての構成資産を訪問し、構成資産の範囲・法的保護・整備・緩衝地帯(世界遺産としての価値を保護するために、遺産群周辺に設けられる景観を保護する地域)の設定及び範囲、および資産の公開・活用の状況について、推薦書の内容と齟齬がないかどうか確認するものです。

サンド調査員は、沖ノ島を含むすべての構成資産について、実際に現地に出向き、国や県の担当者と質疑を交わすなど、熱心に視察をしました。

今回の調査結果をふまえ、来年5月頃に世界遺産にふさわしいかどうかの勧告をうけ、来年7月頃に開催される世界遺産委員会にて登録の可否が決定されます。