フォトコンテスト入賞作品紹介①

最優秀賞

遠くに霞む神宿る島(石田 裕子 氏)

宗像市大島の御嶽山(みたけさん)山頂にある展望所から撮影された写真です。
展望所からは、九州本土の辺津宮、新原・奴山古墳群、地島、相島を見渡すことができるほか、よく晴れた空気の澄んだ日は、沖ノ島を望むことができます。沖ノ島へと続く海を見渡すことができる、この御嶽山山頂では、沖ノ島と共通した露天祭祀が行われました。遠くに霞む神秘の島、沖ノ島を捉えたベストショットです。

未来へつなぐ遺産の風景部門
優秀賞

勇壮「みあれ祭」(香月 常治 氏)

宗像大社の秋季大祭は「みあれ祭」から始まります。
みあれ祭は中世の神事を復興したもので、沖津宮の田心姫神(たごりひめのかみ)と中津宮の湍津姫神(たぎつひめのかみ)を市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)が祀られる辺津宮にお迎えする神事です。
この写真は昭和53年10月1日、37年前に撮影され、現在とは異なる神湊港の姿と、多くの人が見物に訪れ、勇壮な船団が神湊港へ向かってくる様子を捉えた写真です。宗像地域の人々によって神事が受け継がれ、信仰が守られてきたことがわかります。

発見!沖ノ島遥拝スポット部門
優秀賞

楯崎神社からの沖ノ島(正岡 功 氏)

福津市津屋崎町の西端、渡半島の大峰山にある楯崎神社から撮影された写真です。楯崎神社に至る道は断崖絶壁。空気の澄んだよく晴れた日は、海の遠く先に沖ノ島を見ることができます。

守り伝える地域の活動部門
優秀賞

かかし祭りの見学(沖永 豊子 氏)

例年10月、福津市の新原・奴山古墳群内で、古墳群の魅力を多くの人に知ってもらうことを目的に開催されている「古墳deアート」の様子です。地域の方が中心となって開催されるこのイベントは、古墳群と美しいコスモス、そしてユニークなかかしアートのコラボが楽しめます。この写真から古墳群が地域に愛され、守られてきた様子がわかります。