本遺産がユネスコ世界遺産暫定一覧表に記載されました。

 福岡県、宗像市、福津市で共同提案した「宗像・沖ノ島と関連遺産群」が、平成21年1月5日に世界遺産暫定一覧表に記載されました。国内では、総数32件の提案が文化庁で審議されましたが、その中から今回は5件が選定されました。

 4世紀後半から9世紀末までの東アジアにおいて、大陸との交渉に際して航海の安全祈願のための国家的祭祀が行われた沖ノ島と、祭祀権を掌握した古代有力氏族に関連する考古学的遺跡からなり、「島」に対する日本固有の自然崇拝思考の原始的な形態を残すのみならず、その祭祀行為が現在にも継続している資産として、顕著な普遍的価値を持つことが評価されました。

 構成資産候補には、以下の資産が含まれます。
  ・沖ノ島(宗像市)
  ・宗像神社境内(宗像市)
  ・津屋崎古墳群(福津市)
  ・桜京古墳(宗像市)
  ・東郷高塚古墳(宗像市)
  ・田熊石畑遺跡(宗像市) ※構成資産として現在検討中