「宗像・沖ノ島と関連遺産群」国際学術研究報告会を開催しました。

 「宗像・沖ノ島と関連遺産群」世界遺産推進会議では、昭和29年からの沖ノ島発掘調査以来となる調査研究を、平成22年度から24年度にかけて、国内外の第一線で活躍する27名の専門家を迎えて行いました。この研究成果を公開して、広く本資産の価値を理解して頂くために、下記のとおり国際学術研究報告会を開催しました。

1 日 時
  
  第1部「沖ノ島研究への新たなアプローチ」 平成25年10月12日(土) 9:50~17:15
  第2部「海外の視点から見た沖ノ島」     平成25年10月13日(日) 9:50~16:30
 
2 場 所

  ホテルレガロ福岡3階 レガロホール(福岡市博多区千代1-20-31)

3 来場者数

  302名

4 内容

 10月12日(土)「沖ノ島研究への新たなアプローチ」

 「沖ノ島祭祀の成立前史」 武末 純一 氏(福岡大学教授)
 「沖ノ島出土銅矛と青銅器祭祀」 柳田 康雄 氏(元國學院大學教授)
 「五世紀における石製祭具と沖ノ島の石材」 篠原 祐一 氏(なす風土記の丘資料館長)
 「古代宗像の渡来人」 亀田 修一 氏(岡山理科大学教授)
 「沖ノ島祭祀と古代の神観念」 笹生 衛 氏 (國學院大學教授)
 「古代宗像氏の氏族的展開」 篠川 賢 氏 (成城大学教授)
 「古代の宗像氏と宗像信仰」 亀井 輝一郎 氏 (福岡教育大学名誉教授)
 「宗像大社の無形民俗文化財」 森 弘子 氏 (福岡県文化財保護審議会委員)
 「交流史から見た沖ノ島祭祀」 森 公章 氏 (東洋大学教授)
 「文献からみた古代王権・国家のカミマツリと神への捧げ物」 西宮 秀紀 氏 (愛知教育大学教授)
 「日本における社殿の成立と宗像神社」 山野 善郎 氏 (福岡県文化財保護審議会専門委員)
 「東アジアの海洋文明と海人の世界」 秋道 智彌 氏 (総合地球環境学研究所名誉教授)

 10月13日(日)「海外の視点から見た沖ノ島」

 「沖ノ島祭祀遺跡の再検討」  小田 富士雄 氏 (福岡大学名誉教授)
 「ヤマト王権と沖ノ島祭祀」   白石 太一郎 氏 (大阪府立近つ飛鳥博物館長)
 「竹幕洞祭祀遺跡と沖ノ島祭祀遺跡の比較研究」 禹 在 柄 氏(韓国・忠南大学校人文大学考古学科教授)
 「聖なる島沖ノ島 考古学の場」 サイモン・ケイナー氏 (セインズベリー日本藝術研究所考古・文化遺産学センター長)
 「国家形成から見た沖ノ島」 ウェルナー・シュタインハウス氏 (広島大学講師)
 パネルディスカッション「沖ノ島、その世界的な価値を探る」
  コーディネーター 溝口 孝司 氏(九州大学教授・世界考古学会会長)、サイモン・ケイナー氏
  パネリスト   小田 富士雄 氏、 白石 太一郎 氏、 禹 在 柄 氏、 ウェルナー・シュタインハウス氏

5 主 催

  文化庁、「宗像・沖ノ島と関連遺産群」世界遺産推進会議