2020/12/19令和二年度 公開講座 第5回

【令和二年度 第5回 公開講座】

「世界から見た沖ノ島―祭祀、政治、交易の物語の創造―」(60分)
 卓越した祭祀遺跡があり、現在も信仰の対象である沖ノ島。その世界的な意義を考える時「聖なる遺産」および「宗教考古学」としての側面からアプローチする必要があります。また、ユーラシア大陸を挟んで東と西に位置する日本とイギリス。遠く離れた両国はともに大陸から離れた島国という共通点があります。沖ノ島で祭祀が行われた背景には朝鮮半島・中国大陸との盛んな対外交流がありましたが、イギリスではバイキングが脅威として現れます。新たに台頭してきた国家勢力が互いに影響を及ぼす中、固有の文化はどのような影響を受けてきたのでしょうか。アーサー王の伝説と関連する遺跡など、祭祀、政治、交易をはじめとする様々な側面からイギリスの事例との比較検討を行い、沖ノ島の世界的な意義を浮き彫りにします。

サイモン・ケイナー(英国セインズベリー日本藝術研究所総括役所長)

英国セインズベリー日本藝術研究所総括役所長及び考古・文化遺産学センター長、イースト・アングリア大学日本学センター長 専門は考古学。特に、日本の先史時代を専門とし、東アジア、ヨーロッパ考古学についての多数の著作がある。また本遺産群についても、平成23・24年度「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の世界遺産登録の為の調査研究を行ったのをはじめとして、『Okinoshima: The Universal Value of Japan's Sacred Heritage』など多くの執筆がある。

公開日:令和2年12月19日(土)

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