2021/1/16令和二年度 公開講座 第6回

令和二年度 世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群 公開講座

【令和二年度 第6回 公開講座】

 「竹幕洞祭祀遺跡と沖ノ島祭祀遺跡」(60分) 

竹幕洞(ちくばくどう)祭祀遺跡は、航海の難所として知られる韓国西南部の海岸に位置し、沖ノ島と様々な共通点を持つ遺跡です。5世紀の高句麗による加耶と百済への攻撃は、両国への影響を与えたのみならず、中国南朝、百済、加耶、倭国をつなぐ東アジアの交易システム全体へと影響を与えました。竹幕洞と沖ノ島で祭祀が行われたことは航海安全の確保が当時の百済と倭にとっていかに重要な課題であったかを物語ります。また、この時期の韓国南部地域では前方後円墳など倭の影響がみられますが、墳丘の築造方法や埴輪の製作技法などを詳細に観察すると、当時の人々の具体的な交流のあり方が見えてきます。韓国における最新の発掘調査成果を交えながら古代東アジアの交流を紐解いていきます。

禹 在 柄(ウ・ジェビョン)先生(韓国忠南大学校考古学科教授)

韓国忠南大学校考古学科教授。専門は考古学。特に百済を中心とした古代の日韓交流史の調査研究を進める。「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群に関しては、平成23年度に世界遺産登録の為の研究を行うほか、現在も特別調査研究事業に委託研究者として関わっている。『韓国金海大成洞古墳群と日本古墳時代開始期の墓制』『鉄剣の型式学的研究』「前方後円墳が語る古代の日韓関係」(『古代史をひらく 前方後円墳』岩波書店)をはじめ著作多数。

公開日:令和3年1月16日(土)

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