宗像大社沖津宮遙拝所 ―沖ノ島に最も近づける場所―

 沖ノ島は、島そのものがご神体であり、信仰の対象です。一般の立ち入りは禁止され、沖ノ島で見聞きしたことを口外してはならない(「不言様(おいわずさま)」)、全裸になり海中で穢れを祓う(「禊(みそぎ)」)、島から一木一草一石たりとも持ち出してはならない、などの厳格な禁忌によって島は今日まで守られてきました。
宗像大社沖津宮遙拝所
宗像大社沖津宮遙拝所
沖津宮遙拝所の中から沖ノ島を望む。人々は禁忌を守り、立ち入ってはならない沖ノ島に対しここから掌を合わせる。
沖津宮遙拝所の中から沖ノ島を望む。人々は禁忌を守り、
立ち入ってはならない沖ノ島に対しここから掌を合わせる。

 渡島できない沖ノ島を遥拝(遥か遠くから拝むこと)するため、大島の北側の海辺に沖津宮遙拝所が設けられました。遙拝所は、沖ノ島をご神体として拝む拝殿の役割を果たしています。沖ノ島の禁忌や遥拝の伝統は現在も受け継がれています。 階段の手前には、「寛延三年」(1750年)と刻まれた石碑があり、少なくとも18世紀中頃までにはこの場所に遙拝所があったことを示しています。現在の建物は、昭和8(1933)年に建てられました。 よく晴れて空気の澄みきった日に訪れると、水平線上に浮かぶ沖ノ島をはっきりと望むことができます。

アクセス

JR東郷駅/福間駅

約25分

神湊波止場

神湊湊

約15分~25分

大島港

大島港

約30分

沖津宮遙拝所

宗像大社沖津宮遙拝所地図
宗像大社沖津宮遙拝所地図

周辺スポット

  • 馬蹄岩

    遙拝所から徒歩44分

    馬蹄岩
    宗像三女神の田心姫神が馬に乗って沖ノ島へ飛び渡った時にできたひづめの跡が岩に残ったと伝えられています。
  • 風車展望所・砲台跡

    遙拝所から砲台跡まで徒歩22分(1775m)

    砲台跡から展望所まで徒歩3分(240m)

    風車展望所・砲台跡
    第二次世界大戦時のキャノン砲台の跡で、空気の澄んだ日には沖ノ島を見ることができます。沖津宮遙拝所から砲台跡までのルートは旧日本軍が整備した軍道です。
  • 三浦洞窟

    遙拝所から徒歩46分(3730m)

    三浦洞窟
    江戸時代に長崎から逃れてきたキリスト教神父・ヨハンが隠れ住んだ場所とされ、通称「ヨハンの洞窟」といわれています。

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